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【糖尿病のリスクを高めるサルコペニア肥満】原因と予防法を紹介します。

 2016/11/24 糖尿病 高血圧
この記事は約 5 分で読めます。 34 Views

人間の筋肉は30歳ころからしだいに減少していく傾向があり、加齢のともなって加速化していきます。
その筋肉だった部分が脂肪におきかわってしまった状態がサルコペニア肥満です。

実はこのサルコペニア肥満、メタボより生活習慣のリスクが高まるのです。

ここでは、サルコペニアについてとサルコペニア肥満の危険性、予防法を紹介しています。

サルコペニアとは…

サルコペニアとは、加齢などの原因で筋肉量が低下していく状態をいいます。

人間の筋肉は30歳ころから減少していきます。
とくに高齢者ではその加速度がおおきくなり、1年で5%以上も減少する例もあります。

筋肉は、エネルギーやたんぱく質を摂取することや、運動による刺激で合成と分解をくりかえしています。
その結果、成長期に筋肉が増加していきます。

しかし高齢者の場合は、つぎのようなことがおこります。

運動量や活動量、食事量の減少 + 加齢や疾患、内分泌機能の変化などの影響

筋肉の合成量の低下

筋肉の減少

転倒、歩行障害

要介護のリスクが高くなります。

※サルコペニアは、インスリンの効きがわるくなり、糖尿病になるリスクが上昇するという報告があります

サルコペニアとは、このように筋力が低下していく状態をいいますが、その筋肉が脂肪におきかわる
場合があります。
それが、つぎのサルコペニア肥満なのです。

サルコペニア肥満とは…

体は肥満しているのに、筋肉量がおちて脂肪にかわってしまっている状態です。
40歳以上の4人に1人が予備軍だともいわれています。

やせた状態のサルコペニアにくらべても、サルコペニア肥満は高血圧や糖尿病のリスクがたかく
そのうえ肥満がすすむことから、移動能力が低下して、要介護になる危険性がまします。

女性では、高血圧のリスクが普通の人にくらべて2.3倍、糖尿病では男女とも19倍もリスクが、
たかくなるのです。

サルコペニア肥満のチェック法

正確なサルコペニアの診断は、筋肉量や握力などを病院などの検査機関で測ってもらわないとわかりませんが、
簡易な方法をご紹介します。

①BMIが25以上
筋肉量が22%未満の人は要注意です。

BMI計算式BMI=体重(㎏)÷(身長(m)×身長(m))

②歩行速度がひとつの目安になります。
1秒間に0.8m以下だと遅いと判定されます。
一般的に、横断歩道の青信号は毎秒1mの速度で渡り切れるように設計されているので、一回で
渡り切れなくなったら、要注意です。

③片足立ちが60秒間できない

④片足立ちで靴下がはけない

これらがあてはまるようでしたら、要注意です。

サルコペニア肥満予防法

サルコペニア肥満には、筋力トレーニングと高たんぱく・低エネルギー食事療法をおこないます。

また最近、必須アミノ酸のひとつであるロイシンが、筋肉の合成で非常に重要なはたらきをしていることが、
あきらかになりました。
運動後1時間以内にとると効果がでるので、積極的にとるようにしましょう

高たんぱくな食事

たんぱく質は3大栄養素のひとつで、内臓、筋肉、皮膚、爪、髪、酵素やホルモン、神経伝達物質などの
人体の構成成分の材料となります。

たんぱく質の食事摂取基準
男性…1日60g
女性…1日50g
とありますが、たんぱく質の必要量は、運動量や代謝量など、さまざまな条件によって左右されます。
激しい運動をしたり、感染症や外傷がある場合には必要量が増加します。

たんぱく質を多くふくむ食品

牛もも肉、鶏ささみ、豚ロース、レバー、マグロ、さけ、チーズ、納豆、牛乳など

筋肉をふやすロイシン

ある臨床試験で、たんにたんぱく質を摂取した場合と、ロイシンの配合を強化したアミノ酸製剤を摂取した
ときの筋たんぱく質がつくられる量を比較した結果がつぎのとおりです。

たんぱく質だけロイシンを強化したたんぱく質

しかもロイシンを強化したものは筋たんぱく質の合成量が2倍以上になることがわかりました。
必須アミノ酸のロイシンは、筋肉をふやすのに効果があり、サルコペニア肥満対策になるのです。

ロイシンを多くふくむ食品

大豆、かつお、湯葉、高野豆腐、しらす干し、きなこ、すじこ、干しのり、チーズ、あずきなど

運 動

サルコペニア肥満にもっとも大切なのは、筋肉をつけることです。
いきなり筋力トレーニングが無理なら、ウオーキングがオススメです。

ベストは、1日に1時間程度。歩数でいえば1万歩です。
しかし、まったくの運動不足の人は今よりも1日20~30分、歩数で2000~3000歩多く歩くことから
始めまて、徐々に増やしていきましょう。
現在ほとんど歩いていない人は、少なくとも今より歩量をふやすことが大事です。

最後に…

歳をかさねるごとに筋肉がおちていくのは、自然現象であり、誰にもおこることです。
しかし、筋肉が低下するとどのようなことがおこるのかを知って頂き、サルコペニア肥満に
ならないように運動や食生活を気を付けてもらいたいと思います。

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ライター紹介 ライター一覧

hamamoto

医学の大好きなHAMAMOTOです。
病気や健康について、皆さまに分かりやすく紹介していきたいと頑張っています!(^^)!
現在、鍼灸治療院を経営し、皆さまの健康にたずさわっています。
平成13年に整体師として治療院をしつつ、平成16年にアロマコーディネーターの
資格を取得しました。
鍼灸治療院を開業したのは、2016年5月ではございますが、患者さまの治療と
皆さまへの健康にかんする情報発信に頑張っていきたいと思っています!
鍼師免許 第171865号
灸師免許 第171571号
ウェブサイトURL:http://health-life.tokyo/
メールアドレス:koume3086@gmail.com

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