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【がん治療とリンパ浮腫】治療や対処法、合併症を紹介します。

 2016/12/28 がん
この記事は約 16 分で読めます。 47 Views

リンパ浮腫とは、がん治療によってリンパ節やリンパ管が傷つき、体液が正常に流れないためにおこる
むくみのことです。
これは、がん治療以外でも発症する可能性がありますが、乳がん、子宮がん、卵巣がん、前立腺がんなどの
手術や抗がん剤治療、放射線治療後に発症する副作用の一つになります。

また、リンパ浮腫は、がんの治療をうけたすべての患者さんが発症するわけではありませんが、一度なって
しまうと治りにくいという特徴があります
軽いむくみなら、自己管理をしながら、普通の生活を送ることができますが、重症化すると生活に支障をきた
すことがあります。
もし、リンパ浮腫になってしまったら、早い時期から治療をはじめ、悪化を防ぐことが重要なのです。

リンパとは…


細胞から余分な液体を取り除いたり、免疫の担当細胞を生みだす働きをしているのがリンパです

人間の体の中には、動脈や静脈といった血液循環のほかに、血液成分が毛細血管から周囲の細胞の隙間に
あふれだした水分やタンパク質などの老廃物を心臓に向って運ぶリンパ液の流れがあります。
このリンパ液が流れる管をリンパ管と言い、血管と同様、ほぼ全身にくまなく分布しています。

このリンパ管には、細菌など不要な物質を血液循環に入れないように、いわば関所のような働きをしている
リンパ節があります。
リンパ節は、豆のような形をしていて、全身に約800個あり、おもに首まわり、脇の下、もものつけ根など
に存在し、感染やがんが全身に広がることをおさえる役割をしているのです

リンパ浮腫の症状

がんの治療において、手術でリンパ節を取り除いたり放射線治療によってリンパの流れがわるくなることで、
生涯にわたって腕や脚がむくむことがあります(リンパ浮腫)
これは、がん治療の後遺症の一つですが、時期には、個人差があり、手術直後からなる場合もあれば
10年以上経過してなる場合もあります

発症原因として、旅行や引っ越しなどで思い荷物を運ぶなど、無理をしすぎるとむくみのきっかけになること
があり、炎症をきっかけに発症することもあるのです。

早期の症状

早期は、自覚症状があまりないので、むくみに気が付かないことがあります。
リンパ液がたまって皮膚の厚みがますと、それまで見えていた静脈がみえにくくなる、皮膚をつまんだときに
しわが寄りにくくなるなどの症状がみられることがあります。

軽度から中等度の症状

腕や脚ががんの治療前とくらべて太くなります
腕や脚がだるい、重い、疲れやすいなどの症状がでてくるようになります。
体の場所によっては、むくんだところを指で押すとあとが残ってしまいます。

重症化したときの症状

むくみが進行すると、つぎのような症状があらわれてきます。
・皮膚が乾燥しやすい、硬くなる
・毛深くなる
・肘、手首、指、膝、足首などの関節が曲がりにくい、動かしたときに違和感がある

一般的に、リンパ浮腫は痛みをともなわないことが多いのですが、むくみが急にすすんだときには痛みを
感じる事があります。

リンパ浮腫のおこりやすい場所

おこりかたは、人によってさまざまですが、一般的にがん治療後初期の段階でむくみがおこりやすい場所を
紹介します。

乳がん治療後…手術した側の腕(肘の上下)、前胸部、背部
婦人科がん・泌尿器科がん…下腹部、陰部、足のつけ根(内もも)のあたり

最初はリンパ節切除術をおこなった場所に近いところ、つまり腕や太もものつけ根から徐々に手の先や
足の先へと広がっていくことが多いといわれています。

リンパ浮腫の確かめ方

リンパ浮腫のおこりやすい場所をや腕全体、足全体を目でみたり、手で触ったりして左右をくらべて
確かめることが大事です。

静脈の見え方に注意しましょう
リンパ液がたまって皮膚の厚みがましてくると、今まで透けてみえていた静脈が見えにくくなります。

皮膚の厚みを確かめましょう
皮膚を指でつまんでみましょう。
リンパ液がたまってくるとしわが寄りにくくなったり、左右で厚さが違ったり、腕時計やブレスレット、
袖口のゴムのあと、下着や靴下のゴムのあとが残りやすくなります。

太さの違いをチェックしましょう
実際に両方の腕または脚(あし)の太さを測ることで、早期に発見しやすくなります。
むくみの程度は朝夕でことなりますので、同じ時間帯に同じ姿勢で測ることをおススメします。
<計測部位>
(腕)
①腕のつけ根
②肘の上(例 10㎝)
③肘の下(例 5㎝)
④手首
⑤手のひら

(脚)
①脚のつけ根
②膝の上(例 10㎝)
③膝の下(例 5㎝)
④足首
⑤足の甲

これらが、測定場所の参考例ですが、毎回同じ場所を計測するようにしましょう。

リンパ浮腫の評価

リンパ浮腫の臨床所見は腕もしくは脚のむくみです。
一般的には疼痛、色の変化、潰瘍および静脈のうっ滞もみられません。
リンパ浮腫の評価は、繊維化と圧迫痕、象皮症の有無で3段階に分類されます
リンパ浮腫は、腕では乳がんに対して腋窩リンパ節郭清が行われた場合、脚では子宮がん、卵巣がんなどで
骨盤内のリンパ節郭清が行われた場合に多くみられます。

一方、がんの再発、リンパ節転移により生じたリンパ浮腫では、リンパ管とともに静脈を圧迫したり、ほかの
要因(心不全、腎不全、肝機能障害など)による浮腫も加わったりして、症状が悪化する場合が多いので、
慎重な対応が必要です。

リンパ節の郭清(かくせい)とは
乳がんの手術において従来はがん転移の心配から、がん腫瘍のかけらが流れ出る通り道の腋下リンパ節を全て
切除(郭清:きれいに全てを切り取ること)しました。
この頃は術後に発症するリンパ浮腫を手術による後遺症だからと安易(術後の浮腫発症より命が大事との考え
方)に扱われていました。
弾性ストッキングなどの着衣は数年前から療養費として認められましたが、リンパドレナージの施術に関して
は健康保険が適用されていません。
リンパ節を郭清した場合は、術後のリンパ浮腫発症のリスクが大きくなります。

ここに、リンパ浮腫の評価について紹介します。
国際リンパ学会では、リンパ浮腫の病期分類を下記5段階に定めています。
【ステージ 0】
・リンパ液の流れに障害があるが、明らかなむくみはなく、無症状の状態。

【ステージ Ⅰ】
・発症初期の状態。
・むくんでいる場所(腕や脚)を高く持ち上げると症状が軽減する。
・患部を圧迫するとあとが残る。

【ステージ Ⅱ】
・むくんでいる場所(腕や脚)を高く持ち上げても、ほとんど症状は軽減しない。
・圧迫すると、よりハッキリとあとが残る。

【ステージ Ⅱ後期】
・体内の組織が硬くなってきて、圧迫してもあとが残らないこともある。
【ステージ Ⅲ】
・体内の組織が硬くなり、圧迫したあとは残らない。
・患部が厚くなったり、肌の色が濃くなったり、シワ、脂肪沈着、イボの発生などの皮膚変化を生じることがある。

リンパ浮腫の治療

今のところ、リンパ浮腫に関して完治や予防の方法はなく、その治療や対処は困難です。
したがって、治療の目標はリンパ浮腫によるだるさや痛みや太さを少しでも軽減することが主体となります
従来から行われている保存療法としては、患肢挙上、安静、塩分制限などの生活指導、利尿剤などの薬物
投与、空気圧マッサージや弾性ストッキングを用いた治療があります。

必要であれば、リンパ浮腫の専門的な知識や技術をもつ医師の助言をうけながら、自分の症状にあった治療をおこないましょう。

また、リンパ浮腫の治療は、一般(保険診療)の治療のほかに、各病院独自の保険外の取り扱い(自由診療)
をおこなっている場合があります。

詳しくは、各がん診療連携拠点(しんりょうれんけいきょてん)病院の相談支援センターに相談してみましょう。

保存的治療

用手的リンパドレナージ
腕や脚にたまったリンパ液を正常に機能するリンパ節へと誘導して、むくみを改善させるための医療用の
マッサージ方法です。
一般的におこなわれているマッサージや美容目的のリンパドレナージとはことなり、専門的な医療技術です

圧迫療法
むくみを軽減し、その効果を維持するために圧迫療法は重要です。
リンパドレナージをどんなに一生懸命におこなっても、圧迫が不適切だとむくみは改善されません

圧迫療法は、皮下組織の圧力(圧迫圧:あっぱくあつ)をたかめて毛細血管からのもれ出しや、リンパ液が
たまるのを防ぐ効果があり、弾性(だんせい)着衣をもちいておこなわれます。
弾性着衣の種類としては、弾性スリーブ、弾性グローブ、弾性ストッキング、弾性包帯などがあります。
圧迫圧とは…
リンパ浮腫、下肢静脈瘤、静脈の血栓の予防に使用する弾性着衣の圧迫の強さをあらわす指標です。
mmHgの単位であらわされ、圧迫の目的や場所によってちがう圧迫圧の弾性着衣がつかわれます。
一般的には、静脈の血栓予防には弱めの圧迫圧(20mmHg未満)、下肢静脈瘤の治療はやや強めの圧迫圧
(20~40mmHg)、リンパ浮腫の治療は程度によりますが、さらに強めの圧迫圧(30~50mmHg)を使用します。

むくみのていどによって圧迫の方法はことなりますが、軽度から中度のリンパ浮腫であれば弾性着衣を
つかった圧迫を、高度のリンパ浮腫には弾性包帯をつかった圧迫をおこなうなど、それぞれの症状におうじて
おこなうことがあります。

圧迫した状態での運動
弾性着衣や弾性包帯などを使って適度な圧迫をおこなった状態で、できるだけ大きくゆっくりと筋肉を動かす
ように運動することは、むくみの改善に効果的です。

腕にむくみがある人は、ゆっくりと大きく手を握ったり開いたりすることと、肘や手具備の関節の曲げ伸ばし
をする運動をおこないましょう。
ただし、腕や脚への過度な運動は逆効果となるので注意しましょう

手術的治療

保存的治療で軽快しない場合や、頻回に蜂窩織炎:ほうかしきえん(むくみが長期にわたり持続した結果、
感染をおこして手足が腫れること)を起こす場合に対しては、手術治療の適応になります。
蜂窩織炎が存在する場合には、繰り返す回数が多いほど難治となるので早期に治療が必要です

リンパ浮腫の手術方法としては、歴史的にはリンパ誘導術、浮腫組織切除術、切除誘導術などがありました。
しかし、昔の外科手術は不確実で効果は限定的でしたので現在はおこなわれることは少なくなりました。
したがって、リンパ浮腫の患者さんたちは弾性ストッキングなどの圧迫療法や安静以外に有効な方法がないと
いう状況でした。

しかし、このような従来の治療法では改善しないリンパ浮腫の症例に対して、この10年ほどの間に少しずつ
リンパ管静脈吻合術という方法が行われ、今までにない良好な結果も報告されるようになってきました。

リンパ管静脈吻合術とは
この手術法は、足のむくんだ部分のリンパ管を静脈に縫合することで、うっ滞したリンパ液を中枢方向へ流
そうという方法です。
0.3 ~5mm程度の細いリンパ管を手術用顕微鏡の下で0.5 ~1mm程度の静脈に縫合するので術者には高度な
技術を必要としますが、1か所が3cm程度の傷で済むため患者さんには負担の少ない手術です
リンパ浮腫の程度によりますが、通常は1日から数日入院で済みます。

手術は、リンパ管は支配領域が分かれているためいくつかの部位に分けて行います。
たとえば、下肢リンパ浮腫では末梢から、足背中央部、下腿前面、下腿内側、大腿内側などに2~3cmの小さ
な切開を加えて数か所で縫合します。
初回手術の多くは2~3時間かかり、症状が残った部位には追加で手術を行います。
手術においては、むくみによって拡張してリンパ管と、血管(静脈)とを顕微鏡でつなぎます。
こうすることにより、うっ滞したリンパ液が血管内へ流れるので、むくみの改善をはかることができます。

治療時の注意点

用手的リンパドレナージはセルフケアとしてのものも含めて、すべての場合におこなうものではありません。
おこなう時には、正しい方法でおこなうように専門的な知識や技術をもつ医療者の指導をうけ無理のない範囲
でおこなうことが大切です。

また、弾性着衣の使用にしても、不適切な使用ではかえって悪化することがあるので、医療者の指導をうける
ようにしましょう。

弾性着衣の療養費支給について

リンパ浮腫の治療のために使われる弾性スリーブや弾性グローブ、弾性ストッキング、弾性包帯の費用に
ついては、療養費の申請をおこなえば、一部支給がうけられる制度があります。
弾性着衣を購入する前に医療機関で、ご確認ください。

リンパ浮腫の重要な合併症


リンパ浮腫の重要な合併症には、蜂窩織炎(ほうかしきえん)、リンパ管炎などの炎症があります。
リンパ浮腫が生じる可能性がある部位に発赤、熱感、圧痛などの症状が生じた場合は注意しましょう。

蜂窩織炎(ほうかしきえん)とは…

リンパ浮腫をおこすと、リンパ液の流れがわるくなるため、虫にさされたり、小さな傷があると細菌が侵入
し、腕や脚全体に炎症が広がることがあります。これを蜂窩織炎(ほうかしきえん)といいます。
医学用語では、蜂巣炎(ほうそうえん)といわれています。

症状としては、手術をした側の腕やむくみのある脚に赤い斑点(はんてん)や広範囲に皮膚の赤みや熱感
がみられ、痛みをともないます。
ときには、38℃以上の高熱がでることもあります。

症状が軽症の場合は発熱はなく、皮膚の赤みもかぎられた範囲にとどまることがあります。
赤みや熱感があっても、細菌感染が原因ではない場合もあるので注意が必要です。

対処方法
炎症のきざしがあらわれたら、できるだけ早く医療機関を受診し、抗生物質の内服や点滴をおこないましょう。
皮膚に赤身や熱感がある間は、リンパドレナージや圧迫の治療はいったん中断し、安静を保つ、冷やす、
腕や脚を高くするなどして、炎症が改善するのを待ちましょう

身体の熱を取るために冷凍された保冷剤(アイスパック)を使用する事がありますが、保冷剤が硬いうちは身体に密着しません。
炎症がある時はできるだけ炎症部位全体を冷やした方が良いので、氷嚢(ひょうのう)で冷やしましょう。
ビニール袋で代用することもできます。

(受診を前提にした応急処置について)
リンパ管炎や蜂窩織炎に対する自己判断の処置は状態の悪化を招きかねませんので、決してお勧めできることでは
ありませんので、受診を前提に「とりあえずの応急処置」を紹介します。

〔軽症の場合〕
• 症状として、リンパ浮腫の部分が広い範囲で淡く赤い、その部分が熱っぽいが明確な痛みは感じない。
➡普通の石鹸と素手でやさしく洗浄したのち、症状のある脚を高くしましょう。
この場合の冷却は「冷水で流す」、「濡れタオルで冷やす」をおこなってみて下さい。
その他には重いものを持ったり運動、入浴をさけましょう。

〔中等症の場合〕
• 病変がはっきりとわからずに広範囲に広がっている紅斑(圧迫すると消失する)が強い。または紅斑が細い線状に長い。
明らかな痛みがある。または押して痛いところ(圧痛)がある。
➡軽症の場合の処置に加えて、痛みのあるところは氷嚢で冷やしましょう。
また、安静をおススメします。

〔重症の場合〕
• 紅斑に加え、紫斑(赤紫色で、点々と、あるいは一様な広がりをもってあらわれます)や水疱形成がある。
全身的な発熱がある。
➡すぐに医療機関を受診しましょう。消炎鎮痛剤や抗生剤の投与、時には入院を必要とします。

日常生活で気を付けること

むくみの早期発見を心掛ける
スキンケアをおこなう
リンパ浮腫の発症や悪化のきっかけになりやすい炎症を予防するために、つぎのようなことを注意して皮膚の
保護をおこなうようにしましょう。

・せっけんやボディソープは肌にあうものを使用し、よく泡立てて皮膚を優しく洗うようにしましょう。
皮膚のしわや指の間も洗い、よくすすいでから水分をふきとりましょう。

・皮膚の病気は早めに治しておきましょう。

・下着はこまめに取り換えましょう。

・皮膚が乾燥すると皮膚の保護機能が低下し、細菌感染をおこしやすくなりますので、手荒れや肌荒れ、
さかむけ、指やかかとのひび割れに注意して、保湿剤を使用し常に潤いのある状態にしておきましょう

・すり傷、切り傷、虫刺され、ペットによるひっかき傷に注意しましょう。

・野外活動や土いじりをするときは、ゴム手袋、長袖、長ズボンなどで皮膚を守りましょう。

・深爪や甘皮の処理に注意しましょう。

・ムダ毛の処理はかみそりで剃るのはさけ、女性用電気シェーバーなどを使用し、皮膚を傷つけないようにしましょう

・湿布など直接肌にはるものや、刺激のつよいマッサージはさけた方が無難です。

・料理やアイロンがけをするときには、やけどをしないように注意しましょう。

・しもやけは炎症の原因となりますので、保温を心掛けましょう

・過度の日焼けは、軽いやけどをおこします。
直射日光をさけるなど、日焼け対策をしましょう。

日常生活上での注意点を守る
・乳がんなどの治療後は、手術した側の腕で、採血や点滴、血圧測定はしないようにしましょう。

・体重の増加に気を付け、標準体重を維持しましょう

・バランスのよい食生活を心がけ、刺激のつよいものやアルコールは適量にしましょう。

• 過労や睡眠不足は避け、体調を崩さないように体調管理に気を付けましょう。

・ホットカーペットやサウナ・岩盤浴・長時間の入浴など、過度の温熱刺激に注意しましょう

・温泉やプールは、基本的に炎症がある時は控えましょう。

・なるべく重い荷物はもたないようにしましょう。

・就寝時、疲れやむくみを感じるときは、腕や脚を少し高くして寝るようにしましょう

・子宮がんや前立腺がんなどの治療後は、正座をやめて、足をのばして座りましょう。

・締めつけがきつい指輪や時計、ブレスレットなどの装飾品はさけましょう。

衣類、靴の選び方

皮膚に刺激を与えずリンパ液の流れを滞らせないようなゆったりしたものを選ぶことが基本です
・部分的に締めつけがきつい下着、衣類、靴下はさけましょう。

・ショーツ類は、ウエストはゴムより幅広のレース、脚(あし)の付け根は幅広のレースか股下がももまで
あるものを選びましょう。

・ブラジャーは肩ひも及びアンダーバストの幅が広く、ゆるめのものを選びましょう。

・靴は足のサイズにあったものを選びましょう。
最近では左右でサイズが違う靴を福祉用具を扱っているお店などで購入することができます
また、高いヒールの靴はさけるようにしましょう。

スポーツや仕事について

スポーツ
・激しい運動はさけ、適度な運動をつづけましょう。
運動によって腕や脚がだるくなり、筋肉痛がのこるようであれば、運動のしすぎですので、少し控えめにしましょう。

・スポーツやレジャーでは、過度な負担にならないように注意しましょう。
急激に腕や脚を振り回すような動きには気を付けましょう。

仕 事
・仕事や家事は一度にまとめておこなわずに、ときどき休憩するなど負担になりすぎないようにしましょう。

・長時間の立ち仕事をする場合は、途中で脚(あし)を休める時間を作る、軽いリズミカルな運動(つま先
たち、スクワット運動など)を行うように心がけましょう。

・イスにすわって仕事をする場合は、長時間おなじ姿勢で作業しないように、肩、肘、手首、膝、足首などを
動かしましょう。

旅行や移動
・長時間の乗り物での旅行では、ときどき休憩をとるなど無理のないスケジュールをたてましょう。

とくに飛行機での移動では、気圧の変化によりむくみやすくなります
長時間にわたる同じ姿勢をさけましょう。

再発や転移、がん終末期のリンパ浮腫

がんの再発や転移など病状の進行により、リンパ浮腫やそのほかの原因の浮腫がみられることがあります。
このような病状の進行にともなうリンパ浮腫は、リンパ節への転移および腫瘍がリンパ管や静脈を圧迫して、
正常なリンパ液や血液のながれをさえぎるためにおこります。
また、リンパ浮腫によるむくみと同時に痛みやしびれなどさまざまな症状を合併することもあります

再発や転移などががんの進行にともなうリンパ浮腫の場合は、その原因となるがんの治療を優先し、担当医と
相談しながらむくみの治療をおこなうことになります。

リンパ浮腫のある患者さんががんの終末期となったときには、さまざまな原因の浮腫を合併することで症状が
悪化することがあります。

また、考慮すべき重要なことにつぎのようなことがあげられます。
・ 疼痛管理
・ 患者が末期に経験する可能性のあるさまざまな精神障害を管理するための心理的サポート
・ 創傷ケア
・ 栄養サポート
・ 排便と排尿機能の管理
これらのことを考慮しつつ、必要におうじてむくみの治療を追加することになります。
このような場合には、さまざまな分野の専門家によるチームアプローチが必要となってきますので、担当医
または、がん診療連携拠点病院の相談支援センターなどに相談しましょう。

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ライター紹介 ライター一覧

hamamoto

医学の大好きなHAMAMOTOです。
病気や健康について、皆さまに分かりやすく紹介していきたいと頑張っています!(^^)!
現在、鍼灸治療院を経営し、皆さまの健康にたずさわっています。
平成13年に整体師として治療院をしつつ、平成16年にアロマコーディネーターの
資格を取得しました。
鍼灸治療院を開業したのは、2016年5月ではございますが、患者さまの治療と
皆さまへの健康にかんする情報発信に頑張っていきたいと思っています!
鍼師免許 第171865号
灸師免許 第171571号
ウェブサイトURL:http://health-life.tokyo/
メールアドレス:koume3086@gmail.com

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